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軟水をキッチンで使うならこれ!飲んでもOKな軟水器(径書房・ホワイトソフナー)
このたび、軟水の本を書いてみたのですが・・・
「日本には、自信を持ってオススメできる軟水器が、あまりにも少ない!」
ということに、あらためて驚きました。(2005年の時点でね)
欧米や韓国などでは、軟水器といえば当たり前の商品で、ホームセンターにたくさんの種類が売られていると聞きます。
それに比べて、日本では、選択肢が少なすぎます。
三浦工業製の軟水器「軟太郎」「美肌っ子」のように、良い商品もあるのですが、価格がある程度高くなってしまうので、
「気軽に試してね♪」
・・・と言うわけにもいきませんし。
かといって、安い商品だと、ちゃちなものや、水漏れの不安がある商品だったり。
(あまり大きな声では言えないのですが、ちょっとアヤシイ効果をうたった商品もあり・・・)
そこで!
軟水本の出版社である、径書房さんに協力いただき、「新しい軟水器」を作ってくれる会社を探してみました。
メーカーの方も、「軟水器?それは面白い話だね」と言われます。
みなさん、前向きに考えてはいただけるんですが、最後は、どうしてもお金の問題が立ちはだかりました。
しかし・・・
あるメーカーさんが「作れるよ」と言ってくれました。
なぜかというと、その会社はもともと、浄水器を作っていました。
それを改造すれば、お金がかからず新しい軟水器を作れるというのです。
私たちの希望は、
・気軽に試せる、かなり小型の軟水器・・・3~4万円くらい
という、かなり厳しいものでした。
現時点では、市場に出回っている商品の半額以下というレベルです。
『価格破壊しなきゃ、軟水器は広まらないでしょう!』
という、強い信念のもとに、新しい軟水器を作りました。
できあがったのは、浄水器のフィルターを軟水用に加工した、白くてスリムな軟水器。
●ホワイトソフナー
キッチンや、洗面所で使える、小型の軟水器。
めんどうな再生(フィルター洗浄)を、水中ポンプを使うことで半自動化しました。(特許申請中?)
日本のメーカーさんに作っていただきました。
この商品は、当初の目的である、価格の問題をクリア!
・・・といっても、力技です。
普通の会社では、販売利益が出ないくらい、ギリギリの値段なのです。
だから、売ってくれる販売店が見つかりませんでした。
結局、半年間限定で、出版社さんから発売されることになりました。
(半年後、若干の値上げをしつつ、まだ径書房さんから販売が続いています)
【ホワイトソフナーを使ってみた感想】
●この商品の特徴は?
・かなりコンパクトで、スタイリッシュ(?)
(台所に、浄水器と一緒に並べて置けます)
・キッチンの蛇口に取り付け/取り外しが簡単
(完全に、浄水器と同じ取り付け方法だからね)
・飲んでもOK
(この条件をクリアできてるのって、なかなか無いのですよ)
・もちろん、キッチンの洗い物にも重宝
(ガラスの水垢や、キッチン用に石鹸を使っているなら最適。石鹸ではタブーの「溜め洗い・溜めすすぎ」ができちゃう☆でも、つるっとすべるので注意)
・お米をとぐのにピッタリ
(もちろん、炊くのにも・・・ふっくら仕上がります)
・浄水器と併用できる
(軟水にして浄水にする、水道水を2つの装置に通すって感じ?ビルトイン浄水器の場合はちと面倒・・・水道屋さんに相談してね)
●この商品の弱点は?
・樹脂の量が少ない
(つまり、再生の頻度が高い・・・コンパクトサイズの軟水器には仕方ないことです。ざぶざぶ使わなきゃ大丈夫だけど、月2回くらいの塩水再生がめやすかな?)
・やっぱり邪魔
(卓上型の浄水器を1つ使ってると、2つ並ぶことになる・・・)
・洗面所につなげにくい
(キッチンの蛇口なら9割付くのですが、洗面所の蛇口って変な形してたりして、付かないときもあります。角型の蛇口とかね)
・洗面所に置きにくい
(つなげたとしても、スペースの問題が・・・)
・再生が、ちょっと手間
(といっても、バケツや洗面台に塩水をつくって、そこに水中ポンプを入れて電源ONして放置。楽なんだけど、めんどくさがりやだからつい後回しに・・・)
・水中ポンプの寿命が不安
(塩水吸い込んでぐるぐる回してるうちに、いつか故障しますよ。この手の装置に、故障は避けられないことです。もちろん壊れたらコストもかかります)
と、こんな感じですが、キッチンに置けて、飲めて、可愛い軟水器はこれしかないって感じです。
我が家(賃貸マンション)では手放せないですよ♪
※詳しくは、「快適軟水生活 低価格で安心な小型家庭用軟水器」をご覧下さいませ。
2005年08月31日 2005年08月31日 21:07