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軟水器の、メリットとデメリットは?

軟水器には、メリットが非常に多いです。
そのメリットのほとんどは、

  『石けんカスが発生しない』

ということに由来します。
つまり、洗剤とセットで使ったときに、一番良くわかるということです。

・肌トラブルが防げる
・髪がさらさらになる
・洗濯物がキレイになる
・食器がピカピカになる

など・・・。

その他、洗剤とセットで使わなくても、良いことがあります。

・お風呂のお湯がやわらかく、温泉のようになる
・水周りが、水垢で汚れない
・加湿器の受け皿が、白いカリカリがつかない

これらのメリットは、主に「水を温めてお湯にする」ときに起こります。
硬度成分は、加熱すると固まってこびりつく、という性質があるので、このようなメリットが生まれるというわけです。

さて・・・。

「軟水器が良いことは分かったが、デメリットはないの?」

と、良く質問をいただきます。
世の中には、お水関係の商品がたくさん出回っており、その中には効果があるか微妙なものもあります。

そんな中「軟水器のデメリットは?」と質問されるのは、非常に賢い消費者のあり方だと思います。


まず、一番大きなデメリットは、メンテナンスが必要なことです。
そのメンテナンスとは、フィルターの洗浄です。

軟水器の中のイオン交換樹脂は、ある程度の硬度成分をくっつけたら、
「もうこれ以上くっつかないよ~」
となります。
すると、もう軟水が出なくなり、硬水のまま通過してきます。

そうなったときのことを『硬度漏れ』といいます。

硬度漏れしたら、軟水器を洗浄しなければなりません。
洗浄には、塩(塩化ナトリウム)を使います。
だいたい10%くらいの濃度の塩水ですすいであげると、くっつけた硬度成分を離して、きれいな状態に戻ります。

その洗浄を「再生」といいます。


 【軟水器のメンテナンス】=【硬度漏れ】→【塩水で再生する】


この「再生」は、ちょっとした手間です。
なるべくなら大容量の軟水器を使って、再生の頻度を減らしたいもの。
しかし、大容量の軟水器を置くとなると、それなりのスペースが必要です。

  『どちらを取るか?』

そんな選択を迫られたとき、私は迷わず、
「マメな人は小型(再生が多い)、マメじゃない人は大型(再生が少ない)」
とアドバイスしています。


また、軟水器は「再生がめんどう/大きくて邪魔」ということ以外にも、ちょっとしたデメリットがあります。

・水圧が低い地域(マンションなど)では、水圧が低下する
・軟水器の中に、ある程度の水がたまるので、お湯がすぐにでてこない
・お風呂の自動お湯はり機能があると、使えなくなる
 (軟水はシャワーからしか出てこないので、軟水風呂に入るにはシャワーでお湯をためることになります)

これらは、使っていくうちにだんだん慣れてしまう可能性があります。

デメリット以上に、メリットを感じた方にとって、軟水器は手放せないものになるでしょう。

2005年08月31日 2005年08月31日 21:02

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