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Q4.自分の肌に合う、洗顔用石鹸の選び方は?
まずは、自分の肌質をきちんと把握することが大事です。
・乾燥肌
・普通肌
・脂性肌
基本は、この3タイプ。
・混合肌(部分的に乾燥したり、脂っぽかったりする)
・脂性乾燥肌(表面は脂っぽいものの、皮膚の奥は乾燥している)
このような、ちょっと複雑な肌質もあります。
また「冬だけ乾燥する」など、季節や環境によっても、肌質は変わります。
今回は、基本の3タイプについて、考えてみましょう。
▼今売られている洗剤で、一番オススメの種類は?
・固形石鹸
・液体石鹸
・複合石鹸(合成界面活性剤・純石鹸が混ざったもの)
・合成洗剤その1(カルシウムとくっつくタイプ)
・合成洗剤その2(カルシウムとくっつかないタイプ)
これらの種類の中で、洗顔用としてもっともオススメできるのは・・・
「固形石鹸」
理由は、その石鹸を構成している成分が、シンプルだから。
石鹸にたくさんの成分が含まれていると、もしその石鹸が自分の肌に合わないと思ったとき、何が原因なのかが判断しにくいのです。
もしも「固形石鹸(オリーブ油100%)」なら。
その石鹸が肌に合わないとき「オリーブ油」が原因と断定できます。
でも、さまざまな添加物が入っている場合・・・
・原料の油か?
・香料か?
・着色料か?
・保存料か?
・その他添加物か?
こんなにたくさん、疑うものがでてきてしまうのです。
※もちろん、他にも細かいたくさんの条件があります。
そのうちご紹介します。
▼固形石鹸は、どんな成分でできているの?
一番シンプルな固形石鹸は「純石鹸分」のみでできています。
純石鹸分とは、界面活性剤(汚れを落とす成分)です。
【純石鹸分】=【界面活性剤】
中には、界面活性剤といえば、すぐに「合成洗剤」をイメージする
方もいるかもしれませんが、石鹸も立派な界面活性剤です。
界面活性剤は、本来混ざらないはずの、油と水を混ぜる成分。
つまり、油汚れを水に浮かせて、落としてくれる役割をします。
それは、どんな石鹸にも共通します。
油を落としてくれる石鹸。
でも、石鹸そのものも、油からできています。
【石鹸】=【原料の油】+【アルカリ】
石鹸の原料の油分は、洗顔後の肌に残ることがあります。
その時、肌に合う油・合わない油がでてきてしまうわけです。
▼それぞれの肌質に合う、原料油は?
まずは、無添加の固形石鹸が売っている店に行ってみましょう。
無添加の固形石鹸は、東急ハンズや、自然食などナチュラル系の店によく置いてあります。
品揃えを見てみると、たくさん種類があって、迷ってしまうはず。
そんなときは、原料にどんな油を使っているか、確認してみてください。
≪肌質タイプ別、オススメの原料油≫
・乾燥肌 → オリーブ油、椿油
・普通肌 → 牛脂、パーム油
・脂性肌 → ココナツ(ヤシ)油、パーム核油
これらは、とてもアバウトな分類です。
「自分は乾燥肌だけど、オリーブ油の石鹸は合わなかったよ」
という方もいると思います。
その原因は、原料油の質だったり、製造方法だったり、保管状態だったり、
自分の肌質や体調の変化だったり・・・
なにより、石鹸の使用感には「水質」が大きく左右します。
同じ石鹸でも、水道水の硬度がどれくらいかによって、びっくりするくらい使った感じが変わってしまうのです。
●まとめ!
洗顔用としてもっともオススメできるのは、成分がシンプルな「固形石鹸」。
固形石鹸は、「純石鹸分」(界面活性剤)のみでできています。
ただし、石鹸の原料の油分は、洗顔後の肌に残ることがあります。
その油分が、肌に合わない場合があります。
≪肌質タイプ別、オススメの原料油≫
・乾燥肌 → オリーブ油、椿油
・普通肌 → 牛脂、パーム油
・脂性肌 → ココナツ(ヤシ)油、パーム核油
肌に合う原料油の石鹸を探しても、「水質」によって使用感がまったく変わってしまいます。
2005年08月31日 2005年08月31日 20:36