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Q3.軟水で顔を洗ったあと、どうしてしっとりするの?

理想的な洗顔は、汚れを落として、皮脂を落とさず。
ここでいう汚れとは、

・お化粧
・汗
・ホコリ
・酸化した皮脂

できれば汚れだけ落として、”天然のクリーム”と呼ばれる皮脂は残したい。
そんなことは、まず無理です。
顔をきちんと洗えば、汚れと一緒に皮脂も落ちてしまいます。


▼硬水で洗ったあと、肌に何が残るの?

キッチリ洗顔して、メイクや汚れを落としたら、皮脂も落ちてしまいました。
そのとき、肌の上には何もない・・・
と思ったら、大間違いです。

「石けんカス」

が残っています。

皮脂が落ちて、石けんカスが残った肌というのは、非常に乾燥しやすい状態です。
実際に、肌は「乾燥してきたよ」という合図を出してきます。

「つっぱり感」

といわれている現象です。

▼軟水で洗ったときの”つるつるぬるぬる”成分は?

軟水を使ったときには「石けんカス」は残りません。
その代わりに残るのが、”つるつるぬるぬる”した何か。

それが何なのかというと・・・

「原料の洗剤に含まれる油分」

専門用語で”脂肪酸”と言います。
硬水のカルシウムとくっついて、石けんカスになる成分です。

【石けんカス】=【脂肪酸カルシウム】(←これが正式名称)


実はこの脂肪酸という油分。
洗顔で失いたくない、皮脂の成分でもあります。

1.乾燥を増幅させる、石けんカスがつかない
2.肌に残したかった、油分が残る

この2点の理由から、肌はしっとりしてくれるのです。


でも、その油分が残ってしまうことが、裏目に出ることがあります。
油分の種類によっては、肌に合わないものがあるのです。

だから、洗剤の選び方はとても大事。
洗剤を買うときは、原料の油が、何の油を使っているかをチェックしてくださいね。


●まとめ!

硬水(硬度成分が入った水)で顔を洗うと、石けんカスが肌に残ります。


 【石けんカス】=【脂肪酸カルシウム】(←これがつっぱり感の原因)


硬度成分を含まない、軟水(ソフトウォーター)で洗ったとき、
「石けんカス」は残りません。
その代わりに残るのが、脂肪酸という油分。


 【原料の洗剤に含まれる油分】=【天然のクリームである皮脂の一部】


そのため、洗顔後の肌はしっとりします。
しかし、その油分の種類によっては、肌に合わないものがあるのです。

2005年08月31日 2005年08月31日 20:34

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