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楽しい実験☆塩ワカメを「軟水/硬水」で戻してみました!
皆さんも大好きな、塩漬け生わかめ。
乾燥ワカメとはちょっと違う、肉厚でこりこりの歯ごたえです。
ワカメの塩気を取るのに、さっと水に浸すのが、普通の調理手順です。
その浸す水を、軟水と硬水で比較してみました。
(ネタ元・ビオラママさん、ありがとうございました!)
●実験方法
約10cm角にカットした状態で、軟水(硬度ゼロ)/硬水(硬度100)、それぞれのビーカーにぽちゃり。
本来なら数分で完了なのですが、よりハッキリ差を出すため、丸3日置いてみました。
※実際、ほんの1分程度でも差は出てきます。
軟水の方は、あっという間に軟らかくなってしまうんです・・・
硬水の方はみっちりと硬いままなので、ちょっと時間長めに置いたほうがよさそう?
●水に浸した状態(3日後)
左が硬水ワカメですが、ペラッとして平らなまんまです。
右の軟水ワカメ、縁の部分にギャザースカートのように線が入っています。
なんと、ペラッとしていたはずのワカメが、ぷっくり膨らんでしまったのです。
●ビーカーの上から覗き込んだ状態
左の硬水ワカメは、キュッと引き締まっています。
右が軟水ワカメですが、このぷっくり膨らんだところが、良く分かるアングルです。
●指で引き裂いてみたら?
左の硬水ワカメは、力を入れるとピシッと繊維に沿って裂け目が入りました。
右の軟水ワカメですが、引き裂く以前に、ぐずぐずっと溶けてしまいます。
まったく手ごたえ無しです。
●軟水ワカメから出てきたものは・・・?
ビーカーから引き上げた直後です。
右が、軟水ワカメですが、なぜかびっしょり濡れたような状態になっています。
このびちょびちょは、ねばーっと糸を引きます。
(もちろん、ビーカーに残った水も、糸引くくらいネバネバ液が溶けてます)
対して、左の硬水ワカメは、まったくネバネバが出ていません。
指でつまんでも、サラッとして硬いです。
これは、いわゆる「海藻エキス」というものです。
軟水の方が、驚くほど大量に出ていて、ワカメ全体にまとわりついています。
●総論
・軟水の方が戻りが早い(うっかりつけすぎると軟らかくなりすぎる)
・軟水の方が軟らかい(噛み応えがない)
・軟水の方がとろみが出る(ネバネバが出すぎる)
ということで、どっちが良いという訳ではありませんが、こんなに違いが出るんだ・・・という結果になりました!
ただ、ワカメを水に浸す時間が面倒だという方は、軟水ならサッとつけてあげるだけなので、楽かもしれません。
また、歯が弱くなった方にも、軟水で戻せばワカメが軟らかくいただけますね☆
2008年03月09日 2008年03月09日 14:59